【長野電鉄発乗車】
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雪の降る2月のある日、長野駅に降り立った。寒い時に寒い土地に行くのはシティボーイの僕にとってはかなりテンションが上がる。
目指すは長野電鉄。


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長野電鉄は、その名の通り長野駅の地下から発車する。
都会的でお洒落な入口から早速入場する。


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先ほどの”都会的でおしゃれな入り口”とはうってかわって昭和の地下鉄が眼前に…!

長野電鉄線は長野から湯田中の33.2kmを結ぶ路線だ。かつて長野電鉄は、須坂から屋代までを結ぶ屋代(やしろ)線、信州中野から木島までを結ぶ河東(かとう)線を有していたが、いずれも2000年代に廃止となった。


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この寂寂感、たまんねぇっす。
って感じの
地下ホーム。設備の老朽化は感じるが、終着駅感が昔の神戸電鉄の新開地駅を彷彿とさせる良い雰囲気だ。


【まるで昭和の地下鉄】
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東急から譲渡された8500系T6編成。こちらは中間車からの改造なので、少し変わった顔をしている。貫通扉のように見える中央窓周りの銀色の縁取りはイミテーションである。
どこぞの新京成800形もそうだが、これをすることで小顔効果的な効果があるのだろうか。
また、なぜか種別表示器の右側に通過標識灯がついている。

【市役所前】
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長野駅の一つ隣の市役所駅。
この隣の権堂駅、そのまた隣の善光寺下駅とともに、長電の地下区間は昭和の地下鉄の雰囲気をそのまま持っている。
てか、壁がもはや廃墟のそれである。


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相対式ホーム間の柱には、縦型の駅名標が設置されている。



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駅名標。駅ナンバリングシステムにも対応している。昔の営団地下鉄のようなデザイン。



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赤い消火栓。煤け具合がまた昭和臭さを増長させている。どことなく廃病院のようである。


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こちらは平日の朝のみ運用されている南口への階段。


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鏡広告。書体がタイムスリップしたような気分にさせる。道ゆく人に、すいません今昭和何年ですかっ!?と訊いてしまいそうである。


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使われていない発光式の広告。元々広告だったと思われる板が裏返しにされている。


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黄色いベンチ。他にも青いベンチがあった。統一されていないところは地方私鉄らしさを感じる。



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禁煙の表示は手書き。妙に達筆なのもまた昭和くさい。


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同じことを何度も言うが、昭和の東京の地下鉄駅ををそのまま現代に持ってきたような雰囲気の駅である。



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昔ながらの水道。右側の蛇口は清掃用と思われる。



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近年設置されたと思われる電光掲示板。


つづく